クエリ管理
ユーザー接続数
Property はユーザー単位で設定されます。Client と FE 間の最大接続数を設定するには、以下のコマンドを使用します。
ALTER USER '<username>' SET PROPERTIES ("key"="value", ...)
ユーザーのプロパティには、ユーザーに割り当てられたリソースが含まれます。ここで設定されるプロパティは user_identity ではなくユーザーに対するものです。つまり、CREATE USER ステートメントで jack'@'% と jack'@'192.% の2つのユーザーが作成された場合、ALTER USER SET PROPERTIES ステートメントはユーザー jack に対して機能し、jack'@'% や jack'@'192.% には機能しません。
例 1:
-- ユーザー `jack` の最大接続数を1000に変更
ALTER USER 'jack' SET PROPERTIES ("max_user_connections" = "1000");
-- root ユーザーの接続制限を確認
SHOW PROPERTY FOR 'root';
クエリ関連のセッション変数
セッション変数は 'key' = 'value' で設定でき、現在のセッションでの並行性、メモリ、その他のクエリパラメ ータを制限できます。例えば:
-
parallel_fragment_exec_instance_num
クエリの並行性で、デフォルト値は1です。各 BE 上のフラグメントインスタンスの数を示します。クエリパフォーマンスを向上させるために、BE の CPU コア数の半分に設定できます。
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query_mem_limit
各 BE ノードでのクエリのメモリ制限で、メモリ不足を報告するクエリの際に調整できます。
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load_mem_limit
インポートのメモリ制限で、メモリ不足を報告するインポートジョブの際に調整できます。
例 2:
set parallel_fragment_exec_instance_num = 8;
set query_mem_limit = 137438953472;