クラスタースナップショット
Beta feature
このトピックでは、共有データクラスタでの災害復旧にクラスタースナップショットを使用する方法について説明します。
この機能は v3.4.2 以降でサポートされており、共有データクラスタでのみ利用可能です。
概要
共有データクラスタの災害復旧の基本的な考え方は、クラスタの全状態(データとメタデータを含む)をオブジェクトストレージに保存することです。これにより、クラスタが障害に遭遇した場合でも、データとメタデータが無事であれば、オブジェクトストレージから復元できます。さらに、クラウドプロバイダーが提供するバックアップやクロスリージョンレプリケーションなどの機能を利用して、リモート復旧やクロスリージョン災害復旧を実現できます。
共有データクラスタでは、CN 状態(データ)はオブジェクトストレージに保存されますが、FE 状態(メタデータ)はローカルに残ります。オブジェクトストレージに復元のためのすべてのクラスタ状態を確保するために、StarRocks はデータとメタデータの両方をオブジェクトストレージに保存するクラスタースナップショットをサポートしています。