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バージョン: Stable-3.3

テーブル設計

📄️ カタログ、データベース、テーブル

StarRocks は内部カタログを使用して内部データを管理し、外部カタログを使用してデータレイク内の外部データにアクセスします。StarRocks に保存されたデータは、1 つ以上のデータベースで構成される内部カタログ内で管理されます。データベースは、データを保存、管理、および操作するために、テーブル、マテリアライズドビュー、ビューなどのさまざまなオブジェクトを管理します。StarRocks は、オブジェクトに対する操作を行うユーザーの権限を制御する権限システムを採用しており、データセキュリティを強化しています。

📄️ テーブル概要

テーブルはデータストレージの単位です。StarRocks のテーブル構造を理解し、効率的なテーブル構造を設計することで、データの組織化を最適化し、クエリ効率を向上させることができます。また、従来のデータベースと比較して、StarRocks は JSON や ARRAY などの複雑な半構造化データをカラム形式で保存し、クエリパフォーマンスを向上させることができます。

📄️ データ圧縮

StarRocks はテーブルとインデックスのストレージに対してデータ圧縮をサポートしています。データ圧縮はストレージスペースを節約するだけでなく、I/O 集約型タスクのパフォーマンスも向上させます。これは、StarRocks が各リクエストに対してディスクから読み込むページ数を減らせるためです。ただし、データを圧縮および解凍するためには追加の CPU リソースが必要です。

📄️ [Preview] 行と列のハイブリッドストレージ

OLAPデータベースとして、StarRocksは元々列指向(カラムナ)ストレージにデータを保存しており、集計クエリのような複雑なクエリのパフォーマンスを向上させます。v3.2.3以降、StarRocksは行と列のハイブリッドストレージでのデータ保存もサポートしています。このハイブリッドストレージは、主キーに基づく高い同時実行性、低遅延のポイントクエリや部分的なカラム更新に適しており、列指向ストレージに匹敵する効率的な分析機能を提供します。さらに、ハイブリッドストレージは prepared statements をサポートしており、クエリパフォーマンスとセキュリティを向上させます。